幼稚園教諭をしていると言うと「幼稚園の先生っぽい!」と言われたり「えー意外!」と言われたり。
はたまた「楽そうでいいよねぇ」と心外な事を言われたり。
世間から「幼稚園教諭」はどのようなイメージを持たれているのでしょうか。
1.世間から見た幼稚園教諭のイメージ

世間から幼稚園教諭という職業はどのようなイメージを持たれているのでしょうか。
Yahoo知恵袋には「幼稚園教諭にどんなイメージを持っていますか?」と言った内容の質問が多く存在しており、それに対する回答は以下のようなものでした。
幼稚園の先生のイメージとしては子ども好きで優しくて 面倒見がよくて 気配りができて 明るく元気で 楽しくて思いやりがあって 誰に対しても平等でちゃんと話を聞いてくれる頼りになるひとってとこかなyahoo知恵袋より
1清楚である2優しげである3素直で明るいyahoo知恵袋より
幼稚園の先生のイメージ・・「元気ハツラツ、テキパキとしていて、優しい感じ」です。悪いイメージは無いですねぇ。yahoo知恵袋より
明るくて優しいって事ぢゃないですか?yahoo知恵袋より
・ギャル系や派手な感じの女性ではない・子供好き、良いお母さんになりそうyahoo知恵袋より
幼稚園の先生や保母さんは、子供の頃からの夢を実現させた人なのかな、とも思います。yahoo知恵袋より
幼稚園の先生とか保育士には子供好きで優しそうなイメージがありますね。yahoo知恵袋より
このように、「優しい」「明るく元気」「気配りができる」など、よいイメージを持っていることがほとんどのようです。
大切なお子さんを預かる仕事ですから、悪いイメージでは成り立たないので、当然といったところでしょうか。
2.幼稚園教諭の実態

では、実際の幼稚園教諭はこのイメージ通りなのでしょうか?
確かに、子ども好きな人がほんとでしょう。「幼稚園の先生になる」という夢を叶えるために頑張ってきた努力家も多いでしょう。
しかし、子どもが好きだからと言って「元気ハツラツ」とは限りません。
みんながみんな子どもと無邪気に走り回り、明るいわけではありません。
静かな落ち着いた保育をする幼稚園教諭もいます。
また、「地味」であったり「普通」といった容姿を思い浮かべる人も多いようですが、そんな人ばかりではありません。
幼稚園によって決まりがあると思いますが、つけまつげバッチリの先生や、おしゃれが好きで凝った髪型をしている幼稚園教諭だっています。
音楽が好きな幼稚園教諭は、パンクバンドのTシャツを着ている事だってあるでしょう。
これらは世間のイメージとは反する幼稚園教諭ですが、どれも悪いことではありません。
幼稚園教諭にだって個性があるのです。
3.幼稚園教諭のイメージに対する苦労

世間には幼稚園教諭に対する良すぎるイメージがあります。
まるで「聖母」とでも思っているような人もいます。
しかし、保育というのは体力がいり、統率力、指導力も必要です。
子どもの安全や成長を見守るには、時には怖さも必要です。
それを理解していない保護者などがいると、あの先生は「元気がない」「笑顔が少ない」「派手だ」「怖い」というクレームを受けたりします。
幼稚園教諭はだれもが社交的でいつもニコニコしているわけではありません。
もちろん、いつもニコニコしていれば感じよく受け取られるでしょうが、そのような人がいい保育をしているとも限りません。
表面だけでは分からないのです。
しかし、幼稚園教諭のイメージに反していると拒否反応を起こし、攻撃してくる保護者がいるのが現状です。
また私生活においても、家族や友達に「本当にそれで幼稚園教諭やってるの?」などと言われ傷ついた人もいるのではないでしょうか。
このような幼稚園教諭に対する良すぎるイメージは、時として幼稚園教諭を苦しめています。
4.幼稚園教諭はどう振る舞えばいいのか

では、幼稚園教諭はどうあるのが正しい姿なのでしょうか。
幼稚園教諭は教育者という立場です。それを忘れてはいけません。
そのため公序良俗に反する様な行為は避けましょう。
しかし、その部分を除けばあとはあなたらしくいればいいのではないでしょうか。
おしゃれ好きな幼稚園教諭がいてもいい。
話しが苦手な幼稚園教諭がいてもいい。
声の小さな幼稚園教諭がいてもいい。
元気な幼稚園教諭がいてもいい。
色々な幼稚園教諭がいていいのではないでしょうか。
子どもに個性豊かに育って欲しいと願うのであれば、身近にいる大人が個性豊かであるべきです。
周りのイメージはあくまでもイメージです。
それに振り回される必要はありません。
5.まとめ
yomoko
幼稚園教諭にはよいイメージがあり、それが吉とでる場合があります。
また、反対に「イメージと違う」とマイナスの評価を受ける事も多々あります。
しかし、それらは保育現場を知らない人たちの勝手な想像から生まれたもの。
あなたがそれを気にする必要はありません。
子どもの個性を伸ばすように、幼稚園教諭の個性も伸ばすべきです。
あなたらしく幼稚園教諭でいれば、きっとあなたが保育する子どもたちも、個性豊かに育つでしょう。