貴重な存在である「男性幼稚園教諭」。幼稚園に男性の先生がいると、必ず子どもから大人気の存在となります。
また、女性が多い環境での男性幼稚園教諭の存在は、「なんとなく漂う緊張」をすっとほどいてくれるありがたい存在でもあります。
しかし、子どもや保護者からの人気は高くとも、男性幼稚園教諭を歓迎しない幼稚園も残念ながら存在します。
男性幼稚園教諭が職場を探すには、「男性」を歓迎する環境かどうかが非常に重要です。
1.性別を限定した求人は禁止されている
幼稚園教諭みなさんは、仕事を探す場合、どのような方法で探すでしょうか。
ハローワーク?
インディードやタウンワークといった求人媒体?
ご存知の方は少ないかもしれませんが、特別な事情がない限り、性別を限定した求人を出すことは「男女雇用機会均等法」により禁止されています。
具体的に以下のような表現は禁止です。
「女性の幼稚園教諭限定」
「男性の応募は不可」
これは、特別な事情がない限り、性別による区別や差別をしてはいけないということです。
しかし、いくら法律で決められていたとしても、「男性の幼稚園教諭は採用しない」と決めている幼稚園もたくさんあります。
その様な幼稚園は、一旦男性幼稚園教諭の応募を受け付け、面接を行い、不採用とします。最悪です。
はじめから不採用が決まっているのに、面接を受け不採用にされる男性幼稚園教諭はたまったものではありません。
どうせなら「男性は採用しません」と書いていてくれた方がまだ親切です。
「男女平等のための法律に逆に苦しめられてしまう」なんとも残念な事態です。
2.男性幼稚園教諭を採用する気があるかを知る方法
では、男性幼稚園教諭を採用する気がある幼稚園を見抜く方法はないのでしょうか。
①写真に男性が映っている
求人雑誌やインターネットの場合、実際の保育風景や職員の写真が掲載されていることがあります。
その写真に男性幼稚園教諭が映っていれば、すでに男性幼稚園教諭を採用しているということですので、男女の区別により不採用となる可能性は低いでしょう。
②コメント
求人を出す場合、給与などの条件の他に「採用者のコメント」などが掲載されている場合が多いです。
その中に、「男性の幼稚園教諭も活躍しています」など、男性を歓迎する内容が書かれていれば、男性を採用する気があると考えていいでしょう。
③見学に行ってみる
もちろん問い合わせをして見学に行ってもいいのですが、そこまでしなくても外から園庭の様子を見るだけでも働いている幼稚園教諭の姿が見られます。
そこに男性の姿があれば、男性を採用する可能性があります。
また、電話で「求人を見て興味を持ったのですが、そちらには男性の幼稚園教諭の方はいらっしゃいますか?」と聞いてみてもいいでしょう。
「男性の幼稚園教諭を採用する気はありますか?」という質問では本音は聞き出せませんが、事実を答える事に問題はないので、有効な質問です。
④転職サイトの活用
転職サイトには保育に特化したものが多数あります。
保育に特化した転職サイトには1万件を超える求人を扱っているものもあり、とにかく求職者にとって選択肢が増えます。(例えば、こちらの【保育ひろば】という転職サイトも保育関係の多くの求人を扱っています。)
また、紙面では分からない「本音」を転職サイトの担当者から聞くことが出来ます。
気になる求人は応募する前に「採用の可能性ありますか?」と相談してみれば、「先日男性の幼稚園教諭が採用されていたので十分可能性はあると思います!」や「男性の幼稚園教諭は今まで1人もいらっしゃらない様なので、ちょっと厳しいかもしれませんね」とアドバイスをもらえます。
3.まとめ
yomoko
幼稚園教諭は「営業職」や「事務職」などに比べ、求人自体が圧倒的に少ないです。
その中から男性を歓迎している職場を探しだし、採用される可能性となるとさらに厳しいものとなります。
また、男性は「男性が歓迎されている」という事に重点を置いて求人を探す必要があるため、なかなか待遇までワガママを言っていられません。
しかし、男性こそ長く働けて家族を養えるだけの収入を得られる職場を選ぶ必要があります。
そのためには、多くの求人の中から、事実に戻づいた情報を得る必要があります。
そこで活用して欲しいのが、転職サイトです。
男性の幼稚園教諭を求めている幼稚園はたくさんあります。
あなたは貴重な存在なのですから、ぜひその能力を存分に発揮できる環境で頑張って欲しいと思います。