「幼稚園教諭」と「子育て」を両立することはそう簡単な事ではありません。
yomoko
少しでも幼稚園教諭の経験がある人なら、幼稚園教諭の仕事の大変さは身にしみていますよね・・・
しかし、私が働いていた幼稚園には子育て中の職員がたくさんいました。決して「ベテラン」ではなく、20代後半から30代半ばです。
そこで今回は、「幼稚園教諭」と「子育て」を上手く両立させるためのポイントをご紹介します!
「子育て」と「幼稚園教諭」問題点
幼稚園教諭は非常に忙しい仕事です。
担任を持つと責任が重く、簡単には休めませんし、年度途中の退職も基本的には許されません。
子育てと両立させることが難しいのはなんとなく想像出来ますが、では具体的には何が問題となるのでしょうか。
①子どもの病気
子どもはよく病気をします。
特に保育園に通っていると「年中鼻水を垂らしている」と言っても過言ではないほど、病気をもらってきます。
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インフルエンザなんかにかかると1週間は出席停止・・・。
病気をした時の預け先があればいいですが、ない場合、子どもの病気の度に仕事を休まなくてはいけません。
②お迎えコール
年齢が低ければ低いほど、本当に多い保育園からの「お迎えコール」。
「熱が出ました」「下痢をしています」「ケガをしました」本当によく電話がかかってきます。
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お迎えコールが来たら、有無をいわさずすぐにお迎えに向かわなくてはなりません・・・
③行事かぶり
幼稚園教諭にとって、入園式や運動会、卒園式は非常に重要な仕事です。しかし、我が子のこういったイベントも親として非常に重要です。
このような重要なイベントの日にちがかぶる可能性も多いにあります。
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最近では家庭を優先させる先生もいるんだけど、やっぱり批判の声が上がることもあります。
みんな我が子が可愛いので、当然と言えば当然なのですが・・・。
④勤務時間
最近の幼稚園は預かり保育をしているところが多く、7時から19時まで保育をしているところが非常に増えてきました。これは勤務時間で考えると、6:30~19:30ということになります。
あなたの子どもが保育園に通っている場合、延長保育を利用しても対応しきれない時間となります。
⑤仕事量
幼稚園教諭の経験がある人なら、仕事量の多さは身に染みているはずです。毎日残業をしたり、持ち帰りをしたり。
独身の頃は自分さえ頑張ればいくらでも仕事が出来ましたが、子育てをしているとそうはいきません。
残業が出来ないとなると、時間内になんとか終わらせるか持ち帰るしかありません。
持ち帰ったところで、子どもの寝かしつけで寝落ちしてしまったら・・・
家事、育児をこなしながら、持ち帰りをこなすのはかなり厳しいものがあります。
⑥家族の理解
数ある仕事の中から、わざわざ大変な幼稚園教諭の仕事を選んだあなたを、家族は理解してくれるでしょうか。
家族の理解がなく「あなたが勝手に始めたこと」だとすると、仕事を続けるのはきっと難しくなるでしょう。
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こんな感じで、クリアしとかなければならない問題がたくさんあります。あなたは大丈夫そうですか・・・?
《幼稚園教諭》と《子育て》
両立させるコツ
家族からの強いバックアップがあり、「独身の時と同じように働ける!」という恵まれた人はあまりいないでしょう。
そういった場合、幼稚園教諭と子育てを両立させるためには職場環境が何より重要となります。
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幼稚園教諭と子育てを両立させるためのコツは「職場選び」にあります。
どれだけあなたが頑張ろうとも、働くママを応援し受け入れる職場でなければあなたの頑張りは意味を成しません。
これからお伝えする条件に合う職場を探す事がなにより重要ですので、しっかり確認してください。
①前例があるか
求人に書かれてる「産休・育休制度あり」は信用してはいけません。
産休育休は法律で定められたものなので、ないとマズイのです。
しかし、それが実体として活用されているかはまた別の話です。
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書かなきゃいけないから書いてるだけということが残念ながら多いのです。
実際に産休育休を取得し、子育てしながら働いている人がいた前例があるかどうかは重要です。
②仲間がいるか
今現在、同じように子育てをしながら働いている人がいるかどうかも重要です。
子育て中は時間など自由が利かないことが多々あります。
それを理解してもらうには、同じような環境の人が多ければ多いほどいいのです。
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③女性が働く環境を推進しているか
これは保護者に対してもそうです。「専業主婦」の家庭しか想定していないような幼稚園では、職員に対しても同じように考えます。
働くお母さんをサポートしようとしている職場は、子育て中の職員に対しても理解があります。
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どれも大切なことは分かってもらえたとおもうのですが、全部求人票からは分かりにくいことばかりじゃないですか・・・?
「子育て中でも歓迎!」な
幼稚園を探す方法
子育て中の人を歓迎する幼稚園は、実は意外とたくさん存在します。しかし、残念ながら「歓迎しない幼稚園」はもっとたくさん存在します。
失敗せずに歓迎してくれる職場を探すためには、保育専門の転職サイトの力を借りてみてください。
利用したことがある人であれば「その手があったか!」となると思います。利用したことがない人は、ぜひこれを機に利用してみてください。
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私は保育専門の転職サイトに10社以上登録利用してきたんだけど、1番信頼しているサイトです。
《保育ひろば》が扱っているのは保育職の求人だけなのですが、その数は日本最大級です。
この数の多さだけでも、あなたの選択肢は格段に広がります。
それだけではなく、保育ひろばのスタッフは求人施設に直接出向いて話を聞いたり見たりしています。
そのため、求人票には載っていない「本当のこと」を知っています。
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あなたが気になる施設を見つけたら「この幼稚園は子育て中の人はいますか?」って聞いてみてください♪本当のことが分かりますよ!
子育て中だからこその魅力
子育て中という立場は、不利になることが多い状況です。
- 私にできるかな・・・
- 迷惑を掛けないかな・・・
- 嫌な顔されないかな・・・
色々な心配があると思います。
しかし、子供を産み育てている最中のあなたには今までにはなかった魅力もたくさんあります。
ぜひ自信を持ってパワーアップした自分をアピールしてくださいね♪
①保育に対する姿勢
子育てを経験している人としていない人では、子供に対する感情や見方が全く違います。
あなたも、子供を産み育ててから過去の保育を振り返り「何もわかっていなかったなぁ」と思ったことはありませんか?子育ての経験は、保育にとてもいい影響を与えます。
保育と子育ては似て非なるものなのです。
②幼稚園のイメージアップ
子育て中の幼稚園教諭がいるということは、働くママに優しい職場だという印象を与えます。
幼稚園へ通わせる親の中にも働くママはたくさんいます。そういった人にとても好感と安心を与えます。
③保護者からの信頼
担任の先生に「子供がいる」と分かると、妙に親近感を覚えませんか?
気軽に子育ての相談が出来たり、育児が大変な時に「そうだよねぇ!」と同じ視点で共感しあえたり。
親近感や信頼感が得やすくなり、コミュニケーションがとりやすくなります。
④人間関係の円滑さ
幼稚園は女性の職場です。そのため、人間関係のトラブルも起こりやすいものです。しかし、子育て中の幼稚園教諭はいい意味で、とにかく忙しい!!
「あの人の言い方がどうだ」とか「この人がこんな事をした」など、些細なことは大して気になりません。
とにかく時間内に仕事を円滑に終わらせ、ダッシュで家に帰る必要があります。
人間関係のトラブルを起こしている暇などないのです。
⑤離職率の低さ
子育てをしながら幼稚園教諭をすると決めた時点でかなりの覚悟をしているはずです。
また、家計のために働く人も多いので、簡単には辞めないのが特徴です。
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こうやって見てみると、子育て中ならではの魅力がたくさんありますよね♪
まとめ
幼稚園教諭と子育てを両立させるためには「環境の整った職場」を探すことが何より大切です。
「子供がいる事が普通」の職場であれば幼稚園教諭と子育てを両立させることは難しいことではなく、「普通の働くお母さん」と特に変わりありません。
あなたの近くにあなたを必要としてくれている職場があるかどうか、まずは探してみることからはじめてくださいね。
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