『幼稚園教諭に向いていない…』と落ち込んだ時に読む記事。

「幼稚園の先生になりたい!」と夢を叶えて幼稚園教諭になった人も多いのではないでしょうか。
 
しかし・・・
「要領が悪くて先輩に嫌味を言われる」
 
「保護者からはよく苦情を言われる」
 
「子どもが言う事を聞かない」
 
「子どもにケガをさせてしまった」
など、「私は幼稚園教諭に向いてないんじゃないだろうか…」と悩むことありませんか…?

1.みんな一度は経験する「私、幼稚園教諭に向いてない。」

「幼稚園の先生」って、優しくて、しっかりしていて可愛くて。そんなイメージありませんか?
 
実際に働きだすと、そのイメージは一瞬にして崩れ去るのですが、やはり心のどこかに「理想」として残っている人も多いはずです。
 
そんな理想とはほど遠い自分に溜息。そして「私、幼稚園教諭に向いてないのかな」なんて思う瞬間は誰にでもあるものです。

子どもをまとめられない自分

「先生」といえば、子どもの人気者。なんて甘い甘い。
 
年齢が低いうちはそうかもしれませんが、年中や年長になってくると生意気な子どもや暴力的な子ども、反抗的な態度をとる子どもなんてザラです。
 
幼稚園教諭も年数を重ねると「箔(はく)」がつき、子どもにも伝わるのか悪さをしなくなります。
 
しかし、若いましてや新任の場合には、なめられるのはある程度仕方のないことです。
 
怖い顔をして子どもに対抗しても意味がありません。若いうちは若いなりの、元気さと可愛さで子どもと勝負しましょう。
 
「子どもをまとめられない」のは、「向いていない」のではなく『経験不足』です。

保護者とのトラブル

保護者から頻繁に苦情を言われたり、ましてや園長・主任経由で保護者からのクレームを注意された時には結構なダメージを受けます。
 
しかし、ここで大切なのは「苦情」と「意見や質問」をしっかり見極めることです。
 
保護者が幼稚園教諭に何か言ってくるとき、そのすべてが「苦情」ということではないのです。
 
「子どもが傷を作って帰ってきたのですが、これはどういうことですか?」というのは苦情ではありません、「質問」です。
 
保護者は、子どもが幼稚園でどのような生活を送っているのかを知りません。
 
もし、幼稚園から帰ってきた子どもにどことなく元気がなく、ふと身体を見ると傷が。保護者は「子どもは幼稚園で楽しく過ごせているのだろうか…」と不安になるのです。
 
そこで発された言葉が「子どもが傷を作って帰ってきたのですが、これはどういうことですか?」なのです。
 
あなたがしっかりと保育をしていて、その子どもにも問題がないのなら、普通の態度でしっかりと事実を伝えましょう。
 
あなたが自信なさげな態度だったり、オドオドしていると保護者は不安になり信頼関係が崩れます。信頼関係の崩れは疑心暗鬼になり、本当の「苦情」に発展してしまいます。
 
保護者の「不安」や「質問」または「意見」をいちいち「苦情」と受け取っていては、身体がもちません。
また、何か言う度にいちいち先生に落ち込まれては、保護者も話しづらくなります。
 
保護者は敵ではありません。あまり身構えず、自然体で接するようにしましょう。保護者対応も経験と年齢がものを言います。

仕事をうまくこなせない

幼稚園教諭の仕事は保育以外の仕事がとても多いもの。
 
子どもとは楽しく過ごせても、保育計画や日誌に追われる日々。製作もしなければいけないし、イベントの準備もある。
 
テキパキした先輩に比べ、何をやっても時間がかかる。いっぱいいっぱいな中で「まだできてないの?」「また失敗したの?」と言われると、悲しくなってしまいますね。
 
しかし、これも経験がものをいいます。
 
右も左も分からない状態で、膨大な仕事をこなすのですから失敗があって当然。2年3年と続けていると、コツを掴んで嘘みたににサクサク進められるようになります。
 

あなたが仕事をうまくこなせないのは「向いていない」のではなく「慣れていない」からです。


幼稚園教諭が落ち込む場面をいくつかあげてみましたが、どれも「向いていない」のではありません。
 
不慣れであったり、勘違いであったり。
 
子どもが好きで、今の仕事を楽しいと思えるのであれば、幼稚園教諭に「向いていない」なんてことは決してありません。

2.実際にいる「幼稚園教諭に向いていない人」とは

幼稚園教諭本人が「向いていないかも…」と思う時、たいていは経験不足であったり、疲れていたりと、他に原因がある場合が多いのですが、実際に「向いていない人」もいます。
 
それは「人を傷つける人」と「自分の心身を病む人」です。
 
幼稚園教諭はとてもストレスが多く、仕事量も多い職種です。その疲れやイライラを人に向けてしまう人は幼稚園教諭には向きません。
 
特に、子どもに向けてしまう人はしっかりと自分を見直す必要があります。自分で認識しているにも関わず、態度を改められない人は幼稚園教諭に向いていません。
 
子どものための保育です。幼稚園教諭が日常的に子どもを傷つけることがあってはなりません。
 
また、幼稚園教諭の仕事は何年続けたとしても決して楽になる仕事ではありません。
 
慣れた分だけ仕事を要領よくこなせるようにはなりますが、その分責任ある仕事も増えます。その中で新たに生まれるストレスもあるのです。
 
このストレスにより身体や心を壊してしまう人は、幼稚園教諭には向きません。
 
仕事は心身を壊してまでするものではありません。もっと自分にあった無理のない仕事を探しましょう。

3.まとめ

yomoko

幼稚園教諭の仕事は、とてもストレスが多く、仕事量も膨大です。
 
幼稚園教諭を始めて2~3年のうちは、失敗続きであたふたし続けて当然です。
 
この状態に陥ると「向いていないのかも」と思ってしまうのは、だれもが通る道です。しかし、本当に向いているのか、向いていないのかは続けてみないと分かりません。
 
4年、5年、6年と続けてみて初めて「向いているかどうか」わかるのです。
 
「向いていないから辞めようかな」と思っている人は、他に原因がないか考えてみましょう。「向いていないから」というのは、大抵の場合言い訳で、本当に辞めたい理由は他にあるはずです。
 
しかし、向いている向いていないに関わらず、イライラや疲れのストレスが子どもに向けてしまったり、心身を病んでいる人は迷わず辞めましょう。
 
保育の仕事は、人や自分を傷つけながらする仕事ではありません。