幼稚園教諭の非常勤って?勤務内容や好待遇求人の見つけ方

幼稚園教諭という職業から一度は離れてみても、やはり子どもと関わることが好きで幼稚園教諭に戻ってくる人は多くいます。

ただ、その際正規職員としてではなく、非常勤としての幼稚園教諭という手を選ぶ方が多いのも事実です。

正規職員とは違う「非常勤の働き方」「仕事内容」とは?

そして幼稚園によっても大きく異なる待遇、少しでもいい条件で働きたいですよね。

今回はそんな非常勤としての幼稚園教諭について紹介していきます。

幼稚園教諭の非常勤って?

なんとなく「クラスの補助をする」という非常勤のイメージですが、他にも様々な仕事があるのが非常勤の幼稚園教諭です。

幼稚園によって様々なのでしっかりと確認することが大切ですが、具体的な仕事例や勤務時間についてもご紹介するので参考にしてみてください。

仕事内容

クラス担任は正規の幼稚園教諭が受け持つため、非常勤ではクラス担任を持つことはありません。

その為、クラスの補助や事務的な仕事、障がいを持っている子や気になる子の加配として仕事を行うこともあります。

特定のクラスの補助をすることもあれば日替わりで様々なクラスのフォローになることもありますし、幼稚園教諭一人では園外に出るのは危険なので、お散歩に出かけるクラスの引率の補助をお願いされるということもあるでしょう。

幼稚園によっては園バスの乗車や預かり保育の仕事内容があることもあります。

勤務時間

勤務時間については幼稚園側と相談の上決めることができます。

扶養内で午前のみ午後のみということも可能ですし、もう少し働いて稼ぎたいと思えば7時間、8時間勤務も可能でしょう。

7、8時間の勤務となれば社会保険に入れる幼稚園もあります。

毎日定時で上がることができるので自分の時間も大切にできます。自分の家庭環境なども考慮した上で幼稚園側に相談してみましょう。

幼稚園教諭の非常勤
「どんな人」に向いてる?

資格さえあればどんな人でも非常勤の幼稚園教諭になることができます。しかし、具体的にはどんな人が非常勤に向いているのでしょうか?

1.子育て中の人

子どもがまだ小さく子育て中の方は、子どもの体調が悪くなることもあったり、育児と仕事の両立の大変さから非常勤が向いています。

非常勤なら毎日勤務することはないため子どもとの時間もしっかりと作れますし、用事がある時などは事前にお休みなどももらいやすいです。

また、週5日毎日働くとなると仕事で疲れてしまい育児に手が回らなくなってしまうこともあるでしょうが、そのようなことも防ぐことができます。

2.ブランクがある人

結婚や子育て、または何らかの事情で幼稚園教諭という立場から離れていた方がまた新たに幼稚園教諭として復職する場合、いきなり週5日働くとなると体力面や精神面で負担になることが多いでしょう。

その際、短時間の勤務だったり週2.3日の勤務だと様々な面で負担が軽くなるので、ブランクがある方も非常勤の幼稚園教諭がおすすめです。

3.一度挫折をした人

正規職員として幼稚園教諭を経験した方なら、誰もが感じる持ち帰り仕事の多さや労働時間の長さ、休日も何かしら仕事のことを考えなければならない状況。

これらの勤務状況に挫折してしまった人も多いのではないでしょうか。

また幼稚園教諭は基本1人担任のことが多いので責任も大きいです。

その点、非常勤としての幼稚園教諭は正規職員が感じる負担をほとんどなくすことができるので、挫折してしまった人も非常勤の幼稚園教諭としてなら働くことが可能でしょう。

幼稚園教諭の非常勤「ここが大変」

「非常勤なら特に大きな負担もなく気楽に働くことができるから大丈夫だろう」と思いがちですが、大変な面ももちろんあります。幼稚園の雰囲気や業務内容にもよりますが、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1.人間関係

非常勤として勤務するとなると週2.3日などの勤務になることが多いことでしょう。そうすると必然的に職場の幼稚園教諭たちと関わる時間も少なくなるので、人間関係を築くのに時間がかかるかもしれません。また勤務時間も短いので、特定の幼稚園教諭としか関わらなかったりすることも多いでしょう。人間関係が良い幼稚園なら問題ないですが、あまり人間関係が良くない幼稚園だと大変なことも多くなります。

2.意見が言いづらい

保育や勤務の点で「おかしいな」「もっとこうしたらいいのに」と思うことがあったとしても、なかなか非常勤という立場だと自分の意見を言いずらいのも事実です。どうしても正規職員の方が発言権が強くなりがちです。そのような場合は信頼できる上司や幼稚園教諭に相談してみるのも一つの手です。

3.仕事に慣れづらい

非常勤の幼稚園教諭は毎回、同じクラスでの補助だけではなく、日替わりでクラスが変わったり、仕事内容が変わることがあります。クラスによってもやり方、担任の進め方が違うので、その点で補助する際、戸惑うことも多いかと思います。慣れるまでに少し時間がかかると思いますが、そこは「非常勤だから」と割り切って、どんどん担任にどうしてほしいのかを聞いて仕事をしていくと次第に慣れていくでしょう。

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幼稚園教諭が非常勤として働く
「メリット」

非常勤としての幼稚園教諭のメリットには様々なものがあります。正規職員を経験したことがある人なら、尚更とても魅力的に感じるメリットばかりでしょう。

1.気持ちの面で負担がなく楽

先ほども記述しましたが、幼稚園教諭は基本的に一人担任です。その為、保育を進めるにしても子どもとの関わり保護者との関わり様々なことにしても担任に責任がかかってきます。

その分やりがいもありますが、その責任はとても大きく負担が大きいのも事実です。

非常勤はそのような責任などは基本的になく、正規職員よりも楽な気持ちで仕事に臨むことができます。

それにより心に余裕も生まれ、子どもたちにも穏やかな気持ちで関わることができるでしょう。

2.残業がなく定時で帰れる

もはや残業が当たり前のようになってしまっている幼稚園教諭。

しかし非常勤の幼稚園教諭なら残業などなく定時で帰ることができます。

万が一行事などで仕事が伸びてしまったとしても、非常勤は時間給のところが殆どなのでその分のお給料をもらうことができます。

3.持ち帰り仕事がない

当然のことながらクラス担任ではないので、持ち帰り仕事が一切ありません。

正規職員の経験がある幼稚園教諭なら、持ち帰り仕事がないことがどれほど幸せなことか感じることができるでしょう。

職場を出たらそこからは自由に自分の時間として使うことができ、翌日の保育や行事の計画、出し物なども考える必要がありません。

休日をしっかり休日として休むことができます。

幼稚園教諭の非常勤求人の見つけ方

幼稚園での非常勤勤務の職員募集はとても少ないのが現状です。

私は結婚後、実際に非常勤で幼稚園教諭をしていたのですが、その時仕事を紹介してもらったのは保育ファインという保育専門の転職サイトからでした。

友人の紹介でこのサイトを利用したのですが「残業や持ち帰りのない幼稚園を紹介してほしい」とお願いしたところ、非常勤としての働き方を提案してもらい、当時の職場を紹介してもらいました。

担当者の方曰く、非常勤は少ないながらも定期的に募集がかかる職種とのことで、登録して希望さえ伝えておけば「紹介できる可能性は十分にあります」とのことでした。

非常勤として働きたいなら、こういった転職サイトに相談してみるのがいいと思います。

まとめ

いかがでしたか?正規職員とは違った働き方、仕事内容の非常勤としての幼稚園教諭。

もちろん仕事なので大変なこともありますが、メリットもたくさんあります。

女性は特に結婚、出産、他にも夫の転勤等もあり家庭環境も変わりやすいです。

そんな中で非常勤としての幼稚園教諭の仕事も選択の1つに考えてみてくださいね。

その際は、是非好待遇条件の幼稚園を見つけられるといいですね。

 

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